無黄変熱可塑性ポリウレタン樹脂 Tecoflex(テコフレックス)

製品案内

Tecoflexは原料に脂肪族イソシアネートを使用したLubrizol社製の無黄変熱可塑性ポリウレタン樹脂です。

Tecoflex(ESTANE ALR)は原料に脂肪族イソシアネートを使用したLubrizol社製の無黄変熱可塑性ポリウレタン樹脂です。 一般的なポリウレタンに比べ優れた透明性・耐侯性を有し、通常のグレードでは不向きな屋外用途にも使用できます。 また合せガラスの中間膜として使用すれば無機ガラス同士の貼り合わせだけでなく、ポリカーボネートやアクリル樹脂等との組み合わせも可能です。

Tecoflex(テコフレックス)特長

・耐侯性に優れ、ウェザロメーター2000時間でも劣化しません。
・透明性が高く、長時間透明性を維持します。
・従来の芳香族ポリウレタンに比べ均質重合しており、フィルムを成形した場合等、
 表面が極めて平滑です。
・各種有機溶剤に溶解しますので、熱成形以外の用途にも使用できます。

Tecoflex(テコフレックス)主な用途

Tecoflex(テコフレックス)主な用途 合わせガラス

合わせガラス、防弾ガラス、スイッチ・キーボードカバー、
マーキングフィルム等

Tecoflex(テコフレックス)物理的性質

項目 単位 試験方法 CG-93AV CG-100AV CG-60DV
比重 JIS K7311 1.08 1.09 1.09
硬度 JIS A JIS K7311 85 95 98
100%モジュラス Mpa JIS K7311 6 9 12
引張強度 Mpa JIS K7311 49 59 59
引裂強度 KN/m JIS K7311 59 89 119
伸び % JIS K7311 450 400 400
反発弾性 % JIS K7311 15 30 25
ビカット軟化点 JIS K7311 51 50 45
流動開始温度 141 153 160
ポリオールタイプ エーテル エーテル エーテル

高化式フローテスター 昇温式 荷重10kg f/cu 予熱4分

Tecoflex(テコフレックス)予備乾燥

Tecoflexは他の熱可塑性ポリウレタン樹脂と同様に吸湿しますので成形前には予備乾燥が必要です。 加温時はブロッキングし易くなりますので、温度条件にご注意下さい。目安となる温度は以下の通りです。

JIS A 80〜90:60〜70℃ 4時間
JIS A 95以上:70〜80℃ 3時間

Tecoflex(テコフレックス)再生

Tecoflexは熱可塑性樹脂ですので再生は可能ですが、再生するに当たっては充分吟味の上ご使用下さい。

上記の数値は測定値であり保証値ではありません

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